気まぐれオリ語り。

最近のオリラジを見てると、いい感じの仲の良さが出てるなあ、と思う。という、ひとりごと。


<前置き。というか言い訳。>
 オリ歴もお笑い歴も浅いので、読み違えもあるかと。ですが、そんなのの目から見た認識、てことで読み流していただければ幸い。
 ちなみに、優勝した歌うまきっかけで気になり始めたオリラジを、録画機に名前登録して追うようになったのが、だいたい去年の1月頃。直前の年末年始に、ブログさかのぼりはじめたり、オンラインとかネット動画をあさったり、があったりしますが。とりあえず、地上波レギュラーはいいともと億万笑者のみ、という時期のオリラジ生活スタートでした。


正直、1年前の春はちょっとあやうさを感じていた気がする。解散がありえないのは大前提だったけど、そのうえで。今にして思えば、映画の話も進行してた時期。当時目に見えた部分では、あっちゃんのピンしごがとととっと決まったシーズンだった。熱スタ、雑学王。人間関係避けて通ってきたあっちゃんが、慎吾くん抜きで向き合う羽目になった時期。ふたりともが、別々の方向を見ていっぱいいっぱいになってた印象が、今となっては、ある。
そもそもオリラジの、デビュー当時の仲良し感は、芸人に珍しい気がしていた。ふつう、友人からコンビになっても、売れてメディアに出るまでの間に、ビジネスを込みにした関係性を築くのではないかと思う。オリは、その期間なしに売れちゃったからか、初期の仲良し発言は蜜月な友人感が強くて、臆面なし≧□≦、なツッコミを入れたくなるのが多いw←まあ、そのあたり込みで愛すべきふたりではあるのだが。メディアでの仲良し感は、つくられた部分もあるのだろうけど、確立してなかったところからして、恣意的=演出と無意識=素が混在していたのではないかと。
ともかく、5月頃の私の感覚。あっちゃんピンしごでいっぱいいっぱい。慎吾くんちょっと片思いモードで所在なさげ。慎吾くんがんばれ。だった(笑)


すごくおおざっぱな認識として、変化が目に見えたのが、秋のショーバト終わり。オンラインで、あっちゃんが手放しに慎吾くん褒めてて、どんだけ相方でツボってんのwと思った。でも再現に乗っける慎吾くんにはきっちりダメ出し。このあたりで、あっちゃん→慎吾くんの目線が明らかに表面化した印象。あっちゃんも、雑学王シーズン1では居方を掴みかねてたのが、シーズン2になって、知識じゃなくていかに考えるかが肝、ていう番組なりの答えの出し方が分かってきて、余裕が出てきてた感じ。たぶん楽屋攻めもスタートして、ちょこちょこ成果が出始めてたのかな。ピンしご始まってわああ、てなってたあっちゃんが、隣に抜群の先生がいることに気づいて、改めてお互いの強みを認識したような。
もうひとつ、見てて近くなったな、と思ったのが、晩秋から年末のシーズン。あっちゃん淡路島の日に慎吾くんの熱愛報道が出たり、それをネタにしたり。そして、M1不出場と、M1ラストイヤー。何を思ったのか、明らかになったのは最近になってからだったけど、オンラインなんかを見てて、話し合った結果なのか言葉にするまでもないのか、裏のやり取りは分からないけど、同じ認識を持ってるんだな、と感じたりした。


そんな中の、年越し。年末年始の番組で2010年の実績をうまく総括して、自信をつけた感触。いろんな番組に、それぞれの特性で呼ばれるようになって、立て続けのピンしご。単独行動が続いたおかげか、無限大なんかのトークで見せる楽屋での仲良し話がハンパなかった。ぺったり一緒じゃないけど、相手の行動の枠組は把握してる、くらいの距離感が、オンラインや無限大、オリそれでフリートークするのにベストバランスで、ふたりもそれを把握している感。そして、いくら表層の行動が正反対でも、この相方がいれば大丈夫、という安心感が漂うようになった。
学生からプロになっていく過程で、芸に関してはあっちゃんが絶対、ていうのがオリラジにはずっとつきまとってきたように見える。MCのときの段取りの付け方や、周りとの関係性の構築は慎吾くん担当だったけど、芸人としてのテクニックはあっちゃんが芯。つい1年ちょっと前のインタビューでも、慎吾くんが相方の不満で、お笑いに関して完璧なとこ、て話してた(それはのろけじゃないのか、と思ったけどw)。その専制君主的な感じが、最近のオリラジからは消えてきたな、と思う。ネタ書きはあっちゃん、て基本は変わってないんだろうけど、オリそれ最終回でも話してた、お互いをリスペクトしてる、ていう後ろ盾が確立されて、それが見ている側にも自然に伝わってくる。
自分の持っていないものが相手にはたくさんあって、それを大切に思うという点でだけはそっくり似通っている二人。慎吾くんがあっちゃんの才能に惚れこんでるのはそもそも明らかだけど、とことん計算高くあろうとするあっちゃんの式を飛び越える慎吾くんに、振り回されつつ楽しんでるあっちゃん、というコンビネーションが、今は見ててとても心地いい。それでもまだ7年目、これからもどんどん進化していくんだろうけど、その過程を楽しみに、どきどきしながら見守りたいなあ、と思ったりする。


あと、ちょいネタ的に軽いコメントを。

・仲の良さを自認してるし、見てる方としても認識してるつもりだけど、たまにそのイメージを上回る仲良しっぷりが表面化して、意表をつかれることがある。ふと見える、プライベートの片鱗。別行動してるようで、そこいっしょなんだ?とか。そしてそれを臆面なく語るひとたち。そんなとこも好きw

・あっちゃんのゲ○疑惑に思う。慎吾くんの方が先輩後輩問わずくっついてるイメージなんだけど、あっちゃんにそういう話が出るのは、あっちゃんて、距離の詰め方が極端なんだと思う。人間関係の構築が、狭く深く。慣れるまで警戒心強いけど、慣れちゃうと意外なくらい近距離になる。慎吾くん相手によくする接近戦を、慣れ始めたばかりのほかの先輩後輩にやったら、それは誤解招くでしょう、と。慎吾くんは、女性関係もまんべんなくこなしてるから(?)、たとえブログで脱いでたり先輩ときす写真あったりしても、たぶん、そういう疑惑には無縁な気がする。

・ただ一方で、慎吾くんの核心のガードの固さはなかなかなものではないかと思う。ネタでどこまでできるか、ていうキャパがめちゃくちゃ広いのだ、たぶん、慎吾くん。躊躇がない。だから、チャラキャラのレスポンスの速さは見事。これは天性の素直さもあるんだろう。ただそれだけに、ほんとうの本心は、見ている側にはなかなか見せてくれない印象。あっちゃんはガード堅いようでいて、ぎりぎり嘘がつけないというか、透けて見える感じがするんだけど、慎吾くんは表層が目晦ましで、見せない奥があるんだろうな、と感じる。ただ、そのあたりはまあ、興味はあるけど、相方が把握してればいいかな、とも。


あえて上の流れには入れなかったのだけど、せっかくの機会なので。単独ツアー「VS」考。シーズン的には5月とショーバトの間で、今考えると、ふたりがお互いだけを見ようとし過ぎていたかな、と思う。あのタイミングではたしかに必要だったプロセスで、ボクシングするにあたって語っていたことについてはその後、明らかに成果になっているとも思うけど、ネタ的には、練りの過不足ではなく、ふたりの関係性にのめり込んで構成された印象。外側から見たときに、オリラジに何が期待されているか、どうしたらその期待をいい意味で裏切って笑いにつなげることができるか、という客観視点になる手前のネタだった気がする。と、時間がたって思う。