藤森慎吾のメジャー感。

9月23日アシタスイッチに出演の慎吾くん、顔合わせの相手はまさかの川越シェフ。
なにがどうしてこうなったのか、オンエアが楽しみなところ。



というところで、ふと思い出した。
7月あたり慎吾くん、関西ローカルでピン仕事が立て続いたなあ。
それも、相方じゃない、ふだんあまり縁のない芸人さんと、一対一で接する、という、ちょっと特殊な感じのが、2本。


祇園笑者」と「東西芸人」。


東西芸人の相手がジャルジャル後藤さんになった理由は(そもそも、どちらが先にキャスティングされたのか、とう経緯も)分からないけれど。
少なくとも祇園笑者については、先に慎吾くんがキャスティングされていた、らしい。
いわく、「前からオファー的な話はもらっていたけど、せっかく祇園で話をするなら、同世代よりはもうすこし上の相手を、て言ってた」とのこと。
それがまさか、トミーズ雅さんまで世代が上がるとは、思ってもみなかったようだけど(笑)


ともあれ、そのキャスティングに感じるのは、キャスティングする側の、慎吾くんへの、興味。
相方以外の人間とふたりにしたら、どんな化学反応が起こるんだろう?
それってつまり、慎吾くんを観察してみたい、という興味を引く存在なんじゃなかろうか。



慎吾くんてたぶん、芸人さんには珍しいタイプで、あっちゃんも言ってるけどそれは、メジャーすぎるほどのメジャー感覚に因っている、気がする。
芸人さんて、ちょっとずれたとこがあって、自分へんなんですよ、をネタにするのに、慎吾くんはメジャーど真ん中をつきぬける。
ミーハーなとこも含めて、特に関西の芸人さんにはいないタイプ、だと思う。
だからこう、ちょっと極端な状況に置いて観察したい、て思わせる存在なのかな、と。



そういえば、前にチーモンチョーチュウさんのよしログにとびいりしたとき、オリエンタルラジオが特集された金スマを楽屋で見てたひとが多くて、「芸人が注目する芸人」て言われてた。
あれも同じような感覚なのかもしれないな。




などと書いていたところで、9月15日のよしログで興味深い話題。


発端は、慎吾くんが出した次回のはがきテーマ「僕・私の嫌いな人」。
嫌いなひとがいないという慎吾くん、お酒の席とかで「この前腹立つことあってさぁ!」って話がしたい、らしいw なんだその・・男子高校生のような憧れは・・ww


すごく嫌いがない、てことは、すごく好き、もない。芸人として、これでいいのか?というコンプレックスがある慎吾くん。
一方、逆にそんな慎吾くんだからこそいい、と思うあっちゃん、それをコンプレックスに感じてるのは予想外。でも、たしかに前からときどきそのコンプレックスが出てくるよね。
そんなあっちゃんが語る、慎吾くんはそのままでいいんじゃないか、の持論。
いわく。普通、芸人は持っているもので勝負する、持っていない芸人は淘汰される。だから、1や2を持ってる芸人はたくさんいる。でも、慎吾くんみたいに、強烈ななにかを持たずに成立している芸人は、ほかにいない。つまり慎吾くんは、武器を持ってないんじゃなくて、0を持ってるという武器を、持っている。これは、ほかの芸人とかぶらない、ときに最強の武器になるんじゃないか?


うまく要約できないけど、わたし的にすとんと腑に落ちる理論だった。
本人の意図に関わらず、慎吾くんの立ち位置って、実は芸人的には唯一無二なとこにはまってるんだなあ。
それは本人的には前例がなくて不安かもしれないけど、そのままの素でつきつめてほしい気も、ちょっと、する。


そして、正反対な相方への尊敬というか憧れっぷりがあいかわらずな二人に、なんだか和んだのでした。
当日のよしログあっちゃんがお叱りモードだったのでよけいに、ギャップが無自覚に垣間見えてww
(冒頭とテーマかわっちゃいましたが、今回これくらいで)