惹かれ合い離れ合う二つの惑星

よしもとワンダーキャンプ東京
【新橋:レッドペッパーライブ〜惹かれ合い離れ合う2つの惑星〜】
新橋レッドペッパー8月8日19:30〜21:00

幸運なことにチケットが取れたので、遠征の〆で新橋レッドペッパーへ。しずる村上さんと、オリラジあっちゃんのトークライブ。お笑いライブというとよしもとの劇場中心に観てきた私には、なかなかカルチャーショックな会場。席数40くらい?の噂に会場が想像ができてなかったのだけれど、たしかにそのくらいだった。二人もお客さんも、飲みながらのゆるい空間で、不思議な感じ。終演後、ダッシュで新幹線向かう予定がなかったら、お酒、飲みたかったな。
さて、会場。トークする二人の席は、カーテンみたいなパーティションを背に、普通の椅子と、ピアノ椅子。間に低いテーブル。そこから客席最前列まで2メートルもない。2列目に座ったら、開演前から、パーティションの向こうにふたりがいるのが壁際に置かれたピアノに写って、見える状態(笑) 会話してる様子とかスタッフさんとのやりとりをちら見しつつ。

おおまかに。ライブきっかけ。距離感。オリデビュー時代。わら塾裏話。35歳のビジョン。尊敬する先輩。周辺芸人。スキル。下積み。賞レース。あっちゃんはコーラ、村上さんはハイボール。お酒入ってるせいか、村上さんは煙草もかなりハイペースだった。客席の、どちらのライブに行ったことある?の比率が、断然村上さんが多かった。そうか・・あっちゃんの、らしい発言にちっちゃく起きてる笑いはオリクラさんだな、と思ったりww

相方と喋ってるとここまで、の限界が、このふたりで喋ると、もっと先にいける気がする。という、オープニングの村上さんの発言。オリのコンビトークしか見たことないけど、慎吾くんだと受け入れ済みでスルーしちゃうあっちゃんの特性を、拾ったりうけたりする村上さんの反応が新鮮w 結婚できないよ!話、前日に無限大できいたばかりだったからうけた。
さて、順不同でトークレポなど。当時メモったのでかなり荒いですが。

  • 1年先輩って先輩感が強くて、今までプライベートではまったく縁がなかったふたり。引き合わせたのは、初恋タローさんw ぬきうちお見合いみたいな感じで飲み会に引っ張り出されて、その中でトークライブやろうか、て話になり、こうなった。タイトルは、村上っぽいと言われたけど、セカハテのタイトルを評価した村上さんの依頼であっちゃんの提案、村上さん一発OK。
  • 新宿でしんごあやまんの宣伝見た村上さん。あっちゃんは遭遇してない。そして謝罪モードw
  • 一時期、藤森批判の受付窓口になってたあっちゃん。でも、(自分は)面白いと思いますよ、て返してた。結果、今がある。はんにゃやふるぽんだって、これからどうなるか。
  • 芸人らしくないひとなつっこさのはんにゃ川島。あっちゃんはつかめなくて絡みづらい。慎吾だと、このボタン押すとこういう反応が来る、というのが65%は読める、残り35%は足技とか使えばなんとかなる。川島は理解できない。でも、金田は川島を面白がってるから、今後、くるかもしれない。
  • オリ1年目無限大の前説をやってたしずる。オリ的には、後輩いないし、1年目に前説は任せられないし、やむをえない。ぶっちゃけ、どう思ってた? はらわた煮えくり返ってた? に、村上さんの答えは、煮え詰まってた。でも、デビュー前NSC時代から武勇伝でM-1準決勝出て、敗者復活でウケてて、これはくる、て覚悟はできてた。むしろ、同情。ハリセンボンも速かったけど、オリを隠れ蓑に風当たりなく伸びてった。前面だったオリ、首もげそう。
  • ワラ塾。オリは、政治的な事情で参加&筆頭だから、とはっぱかけられてた。冠番組が終わってた時期、ほかのメンバーは前番組で結果残してきての選抜。レッドカーペットやってて、メンバーの中でレッシアが決まる前後。心穏やかでなく。仲良く、はできなかった。村上さんは、初めてのレギュラーで、プレッシャーがすごかった。はんにゃふるぽんは1年違いだからほぼ同期の感覚、ただ、その上は実力者ばかり。その中で求められるもの。肌が荒れたw ふたりとも、スタッフさんが体育会系で、いろいろ鍛えられもした。ちなみに新橋は亘が似合う。常識人。
  • 似てるようで、あっちゃんとタイプ違う、実はひょうきん属性の村上さん。兄貴が面白くて、でもおとなになってすべるのを見てきて、反面教師にしてきた。でも、本音で語ることを楽しめるとこはふたりとも同じ。あとづけの理屈。てらいなくかっこつけて、かっこつけてんの俺、て言える村上さん(は、ちょっとかっこいいと思った)。
  • 目標はある? あっちゃんは、30代後半くらいまで、40歳から先が想像できない。やりたいこと、コンビで番組持ちたい。一番は、深夜のラジオ。テレビなら、V中心じゃなくて、ゲストありでコンビでまわしていくような。トーク番組、音楽番組。逆に、目の前のことをやる、遠く先を考える頭はない、の村上さん。点をつないで線にしていければ。
  • 自分の中で大事にしていきたいこと。村上さん、運は強い、先輩なんかとの縁もある、あとは、勘、そして、金。うん・えん・かん・きん、で、間の「恩」を、これから返していくのかな、と。に対してあっちゃん。難儀(なん)、耐え忍ぶ(にん)、想いの念(ねん)、間の・・「ぬん?」ww ふたりでカオつきだして「ぬん!」てやってるのがおかしかったw さらうあっちゃんww
  • 賞レースに、出るか出ないか。優勝したからといって、はねるわけではない。出るのかどうするか。村上さん、KOC出ないの選択肢はないけど、KOCなかったらいい、というのがリアルな心情。売れているほどリスクは高い、評価のハードルも高いし、評価低かったときに負うものも、きっと。でも、たぶん取れないだろう、で、諦めてしまうというのはNo、の村上さん。迷いのあっちゃん。
  • ラーメンズみたいなちょっとシュールなコントがやりたかったあっちゃん。しずるさんやロッチさん、ブレイクしなきゃいいのに、て思ってた(笑) 理想としてたブレイク。でもまあ、思惑通りでなくても、早くにブレイクして、Lv0の状態でLv10の先輩と比べられてだめだってレッテルはられたけど、それも強みになる、て思うようになった。浅いのに人気でオールスター出てばかすか打たれてファームに戻されたけど、でもメジャーのバッターを実感したのは、経験値。

だいたい印象に残ったところだけのレポだけど、その中で印象的だったのが、(あくまでオリ目線で)「相方の面白さを知ってる」「やりたい番組」「レベルゼロのオールスター」。無限大のトークだとふたりの別々の顔が浮き彫りになるんだけど、村上さんと話してることで、あっちゃんのコンビへのごく自然な情熱が見えて、なんだかじわり。
翌月の無限大でも、ワンダーキャンプで印象に残ったイベントにあげてたので、必ずしもすべてが一致するわけではない村上さんとのトークで、いろいろ思うところがあったのだろうな、と思ったり。「ぬん!」のくだりのどや顔はまったくもうw、でしたがww